ウマ感想 -5th大阪その2-

引き続き大阪公演Day2の振り返りです。

Day1はこちら↓

tachap16.hatenablog.com

 

開演〜出走者紹介

この日のシクレゲスト枠はアニメで解説役をつとめていらした山本昌広さん。よくこの仕事承諾したね...

安定(?)の初手、Comeback Story Vでは5thツアー最後の振りコピを噛み締めた。曲中盤、新潟外回りの直線ぐらい長い出走者紹介では、ノーリーズン役の河野ひよりさんが印象に残っています。初出走なのに堂々と声張れててすごいなぁって感じで。実はDay1の希水さんの自己紹介の時も同じこと思ってました。某他現場で大舞台慣れしてるんだろうなと、そっちのコンテンツの方は全然存じ上げないけど勝手に父親面で腕組んでました。

 

〜MC①

Day1で最終盤に組み込まれていた爆熱マイソウルが早くも登場。UAFのトレーニングシリーズの口上、上田さんがやりたい放題してたあれ絶対アドリブだろ... 最後の大爆発は健在で、Day1で浴びて身構えてた我々は耐えたとして、この日初めてだったオタクは序盤から鼓膜を破壊されてこの後の4時間弱を過ごすことになります。

ここからソロパート。平凡、時にミラクは当日の昼に初めて聴き、7割仕上げといったところでした。ヒシミラクル所持はしていませんがあんまり得意じゃなくて... 跳びポだけ拾えたので満足です。

古のビコペキャラソンこと一撃入魂☆ペガサスパンチも無事に聴けて良かったですね。田中あいみさんは満を持しての初出走ということらしく、ただ普通にソロを歌うだけで終わらせないぞというあっちサイドの強い意志を感じました。続いたピスピス☆スピスピ ゴルシちゃんのうたも今回を逃すともう見られなくなりそうなやつかと。一応ゴルシのキャラソンという枠らしく、Goal To My SHIPチャレンジの難易度がまた上がっていく...

ウマ娘5th大阪Day2の天才部門優勝がぼくらのブルーバードデイズ、ヴ三姉妹による歌唱です。「ブルーバードデイズ×三姉妹」の文字列だけでもう強い。「中学/高校で同じ部活でともに青春を過ごしたいつも一緒にいる三人組」みたいなイメージの楽曲なので、とりあえず三人集めて歌わせとけみたいなのとはまた違うんですよね。特に今までは「(運動系の)部活」ってイメージが個人的にやたら強くて、三「姉妹」での披露は新視点を正面からバチコンぶつけられた感じで感嘆のため息止まらなかった。

単に楽曲としても好きで、青春特有の明るさと儚さが入り混じったような感じが素敵。現場では各サビ入りの「回れ(回せ)」でタオルを回し始めるという解釈です。もしくはUOグルグル。めっちゃ楽しいです。

中盤に配置されるのが珍しいDRAMATIC JOURNEY、この日は立ち見だったこともあって過去一で大跳躍していたアコガレChallenge Dash!!、昨日特大のお気持ちが漏れてしまった彩Phantasiaと続き、第1ブロックは終了。彩はしっかり2日とも披露してくれて良かったです。なんか昨日と同じような行き過ぎな掛け合いをまたやってた気はするけど...

 

〜MC②

開幕はwinning the soul🌿。6人での披露だったらしく、この日ダービーウマ娘こんなにいたんだね。

ユニット曲パート、次はSpecial Recordとかドリーマーズあたりかな?............ア~~~ア~~~~ア~~~~~↑(イントロ)❗️❓❗️❓❗️❓

私の大阪公演一番の目的だった、そして待つ人ぞ待ち続けたマンハッタンカフェのキャラソンこと楽園、歴史的な披露の幕開けです。ユニット曲パートじゃないじゃん。イントロがかかった瞬間、会場全体がドカっと湧く感じではなく、点々と、本当にこれを追いかけ続けた人々が各所で絶叫を漏らすあの感じが、この披露の伝説っぷりを物語っているんじゃないかなと思います。

私は初期からずっと待ち続けてきた修行僧みたいなオタクではなく、ちょうど2年前ほど前、初めてウマ娘現場に足を運んだ頃にこの曲を知った程度です。それでも2年は音源で聴き続けてきたので、実際にこうして現場で降ってくるのがなんとも不思議というか変な感じでした。司会は黄色一色(カフェのイメージカラーは黒ですが無理なのでサブカラー的な)で、ここで中の人影響なのかこの楽曲の自分の中のイメージが完全にピンクだったことに気づいた。無事修正されました。

あと前日に怪我をしてしまった小倉さん、動きを一部制限していたらしいんですが、それを(少なくとも最後方から見ていた私には)まったく感じさせないようなパフォーマンス、プロ魂って感じで痺れましたね。楽園を見捨てないでくれて本当にありがとうユイオグラァ! これで古参勢が何人満足してウマ現場を去っていくのか...

と、唐突にブチ込まれた楽園に思いを馳せていたところへ、シャドーロールの誓い(The Solid Revision)。こーーーれは.........

"Revision"ってのがとにかく語りポイントで、今回のシャドーロールの誓いはSGに収録されている音源より半音低いものになっています。これは姉のビワハヤヒデのキャラソンである『手綱と絆』と一致しています。これもオタク大歓喜ポイントなんですが、まあ元々この2曲は半音差になるよう狙って作られている(俗説か?)こともあって、もう一段深堀りしていきたいんですよね。ということで、同じナリタブライアン声優の前任・相坂優歌さんの話をしましょう。

声優交代を経て、新たに『BLAZE』というソロも生まれ(こっちは4thEXで披露済み)、いよいよシャドーロールの誓いは封印されるんじゃないか...?という声も少なくなかったかと思います。披露したらしたで「シャドーロールは相坂の曲だろ」っていう返しが容易に想像つくわけで。

そんな中、勇気の判断とも思えるのがこの"Revision"っていう処理です。この大阪公演における衣川さんの歌唱は、相坂→衣川の「承継」というよりは、生まれ変わった「後」に重きを置いたものだと思っています。重きを置くというか、「後」にだけ焦点を合わせているとまで言ってしまっていいかもしれない。こう考えたとき、じゃあ運営は過去を完全に捨て去るのか?相坂ブライアンへのリスペクトはどこへ?となります。安心してくれ! 相坂優歌の魂はSG版のシャドーロールの誓いの中で燃え続けています。そのための半音ダウン、これなんですよ。今回の衣川ブライアンの歌唱は完全刷新版であって継承の意図はなく、それでも過去バージョンとの共存状態を作り出すことで相坂ブライアンの蹄跡を残し続けたこと。これが私の解釈であり、一番熱いポイントだと思っています。

シャドーロールの誓いチャレンジ!w って2割ぐらい冗談で言いつつも、8割は本気で衣川ブライアンがこれ歌ってくれてもいいんじゃないかと思って通ってきたので、個人的には楽園と同じくらい満足感高かったです。相坂さんのクリアな感じのシャドーロールも、衣川さんのパワフルなシャドーロールも、どっちも最高や!😭

前2曲で完全に散華状態でしたが、ソロパートは続き、ライトレス。ソロ曲は5thツアーを通して同じものは一回きり、という勝手な思いがあったのでびっくり(横浜Day2で披露済み)。ただ実際今までそうだったはずです。昨日のTAILWINDはブツブツ切り離したごちゃ混ぜ版だったのでノーカンとする。やはりレア出演かつベテランの上坂すみれパワーか...!? とか思ってると同じくレア・ベテランの小倉唯が出てきて会場爆湧きでした。正直ライトレスには思い入れという思い入れがないので、なんか熱い感じに拾わせてくれてありがとう。

続いてアニメで流れていない方のシュヴァルグランソロ、僕が憧れた青。夏吉さん歌うめえわ...(東京公演ぶり2回目) もう一つのキャラソンである『光の後ろ姿』とは雰囲気を異にしており、特にサビは爽快感あふれる感じでノリノリになれます。というか楽園→シャドーロール→ライトレス(しかもタキカフェデュエット)の流れで置かれてもタメ張れるって凄すぎるだろ。

という感じで密度ギッチリのソロ曲4連を終え、追撃で体力を完全に奪い去るMs. VICTORIAを経てこのブロックは終了。松岡さんのお誕生日祝いは確かこの後のMCだったかと。おめでとうございます。

 

〜MC③

メインストーリー組の4人が5thの全公演それぞれの衣装を着て出てきたときは完全に????になってました。これは一体...?と思っていたところ、直前に試聴動画の上がっていたWL18に収録されているシーザリオのキャラソンが。この時点で他のソロ3曲もやらないわけがなく披露確定なんですが、まだどれもフル尺が世に出ていない状況で欲張り特大セットすぎる。あと私はライブで初見の曲はあんまりやるな派なんですが、今回はワンコーラスがちゃんと既に出ているのでOKです。むしろしっかり予習してきたかが問われるブロックで気合い入りまくり。

シーザリオのキャラソンである朝露は大河の夢を見るの話へ戻すと、いや〜歌上手かったね... これは初出走補正では決してないと思う。あとこの曲なんかやたら短いなって感じており、もしかしてショートバージョンでの披露かな?まあ新規組だしむしろそっちの方が妥当やね......と聴き終わった直後は思っていました。

で、普通にフル尺での歌唱だと判明したのが次のデアリングハートQueenBeeです。これは試聴版で聴いたときから雰囲気刺さりまくりでした。希水さんのダンスがキレッキレで👏 こういうダンスパフォーマンスと一緒にライブで聴くと相乗効果をたっぷり発揮するタイプの曲だと思います。

続いてエアメサイア十帰りの花。曲調的には普段であれば思いっきり地蔵するようなものなんですが、この熱い流れで組まれたらもうクネクネせざるを得なかった。エアメサイアはビジュが好みなので、早くキャラシナリオ読みたいですね。

第4コーナーで待ち構えていたのはメインストーリー新章の主人公ことラインクラフトで、Over a Tiara。試聴版において先述のQueenBeeよりもぶっちぎりで好きだったのが実はこれです。さらに大阪公演一日前にはメインストーリー新章が公開されたのでその日のうちに読み、キャラ実装されたラインクラフトも無事引けたのでDay2までに個別シナリオも読みました。特にシニアの夏〜秋頃のくだりなんかはもう嗚咽漏らして号泣してた。新幹線の中で読むもんじゃないね。こうしてOver a Tiaraをいつ唐突に浴びてもいいように形作りを着実に進めてきての披露だったので、会場の誰よりも高まる自信がありました。

この曲って、シンプルな構成・軽快なテンポで、どっかのアニメのOPにもなりそうなゴリゴリの主人公系キャラソンじゃないですか。多分ウマのオタク満場一致でこの認識だと思います。この「OPになりそう」って部分が肝なんでしょうね。声優現場やアニソンフェスの類に足を運び、終わってしばらくして「なんだかんだあれが一番良かったかも」という風に印象に残り続けるのは、まさか拾えると思っていなかった曲とか予想もしていなかったコラボとかよりも「聴きたかった好きなアニメの好きなアニタイ曲」だった、なんてことは個人的に少なくありません。今回はそのパターンがハマったようで、今これを書いているのがもうDay2から一週間以上経った頃なんですが、あの約4分間がもうずっと脳に焼き付いて離れてくれない。気付けばあの楽園やシャドーロールの誓いに肩を並べるほどの余韻に浸らされています。いや本当に、新人の声優さんが声を絞り出して手持ちの実質アニタイ曲を歌ってくれるって、声優現場の醍醐味そのものですよね。俺は今、完全に舞台のキラめきにやられています。Over a Tiara、君だけのティアラ...

 

最後はソロを披露してくださった4人によるUnite!!。昨日の初見時に発見した跳びポもしっかり攻略し、大阪城ホールの低すぎる天井へ腰まで刺されて気持ちよかった。

これをもって第3ブロックが終了。新実装組なのに4人中3人は過去の衣装に身を包んでいるという点もやはり大きく、脳内で存在しない記憶止まらなかった。新規勢オンリーのブロックとは思えないパワーでした。

 

〜本編終了

MCを挟んで初手はみんな大好きGIRLS' LEGEND U。5thツアーではやや干され気味だったこともあり、ここでの二日連続披露は嬉しかったです。あとはやっぱり立ち見なので一番盛り上がる大好きな間奏で過去一全身を使えたのがデカい。

新曲のUnite!!、雰囲気は「あの曲」に似てるなぁとか昨日から思っていたらDay2に組み込まれていたのがまさにその曲、Go This Wayです。似てると言ってもテンポ感とかどっちもト長調であることとか本当に雰囲気だけの話で、それ以上は考えていません。これは是非オリメンで回収したいんですが、この日は津田さんだけいなかった... なかなか難易度高め。

2年前から大好きなWe are DREAMERS!!、世に出て以降の公演でしっかり全セトリ入りを果たしたソシテミンナノを経て、ライブ序盤に匂わせのあった劇場版主題歌、Ready!! Steady!! Derby!! の初披露へ。ライブで初見曲はあんまりやらないで派の私をも黙らせる......いや、叫ばせ高まらせたのは安心と信頼の作詞・作曲:大石昌良(この情報は前日には出ていました)。ウマ娘に関わってくれて本当にありがとう。初見なのに合いの手とかめちゃくちゃ分かりやすくて楽しくてちゃんと盛り上がれたの、本当に曲の力だと思います。ライブ後のオタクの感想ツイートとかでオーイシって書いてるものをたくさん見たけど、今回は歌ってはなくて漢字名義だから間違えないでね。

劇場版への思いを綴るMCを挟み、本編ラストはU.M.A. NEW WORLD!!。3周年曲で鮮やかな引き。

 

アンコール

トレセン音頭はね、飽きてます。でも名古屋からずっと世話になってきたこれも今回でラストかと思うとなんだかんだしみじみ。

うまぴょい伝説、5thツアーで常々思っていたのが「うまぴょいの時Machicoの声よく聞こえてくるなぁ」です。一時期はぱかライブTVを見れば毎回のように出演しており、今回のツアーも明坂さんと矢野さんと並んで全通、これがウマ娘声優の顔としての"格"かと。思い思いの愛バを叫んでウマ娘5thは幕を閉じる。俺の彩沙が❗️❗️❗️✋

 

総括

東京公演Day2で完全に最終回を迎え、あとは楽園だけ拾いに行くかの思いで参加した大阪公演でしたが、終わってみれば、俺はまだウマ娘でやれる!まだここに居たい!の思いが植え付けられてしまいました。

この余韻の要因(エアグルーヴのやる気が下がった)として大きいのはヴ三姉妹によるぼくらのブルーバードデイズ、そして文字数を割きまくった楽園、シャドーロールの誓い、Over a Tiaraのソロ3強かなと。Day2はソロの火力がかなり高く、過去にはここまでソロパートが印象に残る公演はなかったかと思います。28曲中実に11曲がキャラソンという、ユニット曲がまだ全然なかった2nd時代を彷彿とさせるセトリですが、トロッコを使って複数のキャストで演劇を交えながら披露したり、デュエットで歌唱したり、メインストーリー新章組としての流れの中に組み込まれたりなど、色々な工夫が重ねられていました。

大阪公演は初出走の面々が特に多かったこともあり、明坂さんMachicoさんと共に5thツアーを全通し、途中で主人公をつとめるアニメ3期も経て、今回千秋楽を迎えた矢野さんの姿が大きく見えたことも印象に残っています。すっかり先輩キャストになって......と父親面にならざるを得ない。

あとDay1の感想には書かなかったんですが、両日ともアンコール後に5thの過去3公演+今回分のセットリストがモニターで流されており、落涙タイムでした。実はDay1のお席は角度がちょっと悪く、モニターの左右で分かれて表示されているセトリの半分側しか見えなかったんですよね。これ半分しかないっぽいけどなんで絞ったんだ?とか思ってたところ、Day2で正面から見てちゃんと全部載っているのが分かり、なんか倍感動できた。その後スペシャルサンクス的な枠で我々トレーナーの座席を映し出したのはあまりに粋すぎる演出でした。落涙ポイント2。

こんな感じで、最高の千秋楽でした。チラッと発表された新イベントは、ファンミーティング?的なあまりライブ中心って感じではなさそうなもので、とりあえず追加情報待ちですかね。また6thライブの情報など出れば、5thで引退!とか強がってないで是非また足を運んでみたいと思います。

5thツアーを終えた私。全8公演中7公演現地で完走です。

 

以上、Day2の感想でした。読んでくださった方、ありがとうございます。